2010残暑お見舞い報告
[橘川幸夫個人活動][活動報告]
2010年9月 5日 06:38
関係各位
橘川です
毎日、情緒のない暑さに襲われていますが、お元気でお過ごしのことと思います。
橘川の近況をご報告させていただきます。
今年に入りiPadの発売をきっかけに電子書籍の流れが大きく動きだしました。
昨年来、長年の相棒である市川昌浩と打ち合わせを進め、電子書籍の流れは、オンブックで追及してきたオンデマンド出版の流れと相似しており、コンテンツの面、仕組みの面で、僕らの役割が一気に拡大するだろうという認識で一致し、体制作りを進めてきました。オンブックを電子書籍出版社として位置づけ、市川に担当してもらい、僕自身は、本来のテーマであり、ここ数年、文科省からの受託で行ってきたODECOの活動を発展させた「子ども生活研究所」の設立準備を進めていました。「子ども手当」の使い方をアドバイスする書籍を発行したのも、その流れでした。
▼子ども手当応援団「はじめての自然体験」ご承知の通り、相棒の市川が7月6日に49才の若さで急死しました。
▼市川wiki僕らは、市川の意志を継ぎ、新たな仲間も加わって、事業を継続していきます。しかし、橘川が「電子書籍」と「子ども」という二つの大きなテーマを抱えている状況なので、完全な体制とはいえません。これまでご迷惑をおかけしながらも見守っていただいた皆様のご協力を今後とも御願いいたします。
まずは、電子書籍の方に重心を置いています。子どもがらみの方は、子ども手当そのものが根本的な制度の意味を問われることなく政局の道具にされてしまった感もあり、もう少し時間がかかりますが、新たなスタートをするための準備を進めています。
僕のメディアの故郷ともいうべき、「子ども調査研究所」も高山さんはじめ皆さん高齢になったので、微力ながらも活動の意志を引き継ぎたいと思っています。
ODECOの活動で知り合った信頼出来る先生たちや教育関係者の皆さんと、次代の教育環境を中心に、子どもたちの生活を見ていきたいと思っています。
電子書籍につきましては、オンブックを中心に活動を開始しています。
まずは、市川がオンブックで編集した100冊余りのオンデマンド書籍を電子書籍化していきます。また、この新しいデバイスの機能を最大限に活用した新しい「書籍」の形を追及していきます。理論的な考え方や最新情報は「電子書籍非標準化委員会(通称・デンピカ)」を立ち上げましたので、そちらをご覧ください。
▼電子書籍非標準化委員会(通称・デンピカ)橘川の「深呼吸する言葉」をサンプルにして、電子書籍の可能性を追求しています。システム的にも、ラングの大江くんを中心に、独自の可能性を追求しています。
以下のサイトは、まだ非公開ですが、電子書籍の特質としてグローバル化があります。国内マーケットの枠を越えたところで読者の市場が形成されているわけですから、それを視野にいれないわけにはいきません。まずは英語版をシリーズで発行し、中国語版などの多言語化も進めています。
▼英語版・深呼吸(まだ正式公開ではありません)電子書籍は、今後、さまざまなコンテンツが流入してくると思いますが、マスマーケットで売れた作品が流れてきても、嬉しくはありません。そういう本は、どこでも買えるからです。少部数の絶版本や、地域で少部数発行されて良質な本、企業などが独自の視点で作ったPR本や研究誌、僕らは、そういう書籍コンテンツを探しています。皆様の中で、そうしたコンテンツをお持ちの方は、ぜひ、橘川までご連絡ください。
今年は、僕の人格形成に最大の影響を与えてくれた母親が亡くなり、30年以上、弟のように付き合ってくれた市川昌浩を失いました。精神の不安定さが肉体に及び、かなり不安定な夏でしたが、それでもやるべきテーマと視線だけは失っていないつもりです。
最後になりますが、市川のお別れ会を10月1日の夜に高円寺プラットホームで行い予定です。詳細などはまだ決まってないので、決まりましたら、デメ研の社説欄やツィッターなどで詳しく案内します。10月1日は、市川の50才の誕生日でした。
それでは、まだ暑さが続くと思いますが、皆様、元気でお過ごしください。
2010/09/05 橘川幸夫