2012年 新年ご挨拶
2012年1月 4日 11:35
新年あけましておめでとうございます。


 工業化社会では、365日毎日が収穫日で同じ時をデジタルに刻みますが、自然の営みに合わせるように生きてきた農村社会では、新年はまた格別の意味を持つのでしょう。学生時代に聞いた桶谷秀昭さんの講演では「日本人はお正月にモチを食べ続ける限り日本人であり続ける」というようなことを教えてもらいました。どんな厄災が起きようとも、自然の復元力を信じて、新しいスタートに向かいたいと思います。

◇原稿執筆について

 昨年の311を契機に、モノ書きとして再起動する気持ちになりましたが、今年の最初の公開原稿は、日経ビジネスオンラインの、大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発想という原稿です。昨年は出版人が集まると、石橋毅史くんの「本屋は死なない」が話題になりました。石橋くんが追求したテーマとはまったく違う角度で書店の未来を探りました。石橋くんは、もちろん、僕が書いたような状況や模索は熟知しつつ、あの本を書いたのですが、僕もそれを知りつつ、本原稿を書きました(笑)

 手触りのある等身大のマーケットを成立させることと、システム思考の果てに新たなコミュニティ空間を成立させるということは、矛盾しないと思います。地域の書店の意味を、もういちど「市」の立場から考えてみました。市とは、お神楽や相撲大会で人を集めて、そこで商品を販売したり、人々を交流させたりする企みです。

 また、現在の大手メディアが抱えている「広告」のあり方についても考えてみました。広告とは、大量生産・大量消費の時代に発展した産業です。時代のベクトルが変更してしまったのだから、いくら営業が汗水流しても、かつてのような成果は得られません。産業構造の仕組みを熟知し、関わる人すべてが利益をシェア出来るようなプランニングこそが、これからの広告代理店に望まれる能力だと思います。個別のクライアントの代理店から、時代空間そのものを活性化するプランナーが必要とされています。

 このあたりの問題は、書き始めるとキリがないので、単行本で展開します。今年は、単行本を出すことが僕のテーマです。出来たら、複数冊。

 日経ビジネスオンラインというよい舞台を与えてもらえたので、今後も、時代の新しい兆しを察知し、その現場で活動している人たちと交流していきたい。みなさんの周囲で、新しく面白いロックな活動している人がいたら教えてください。領域は問いません。

橘川の原稿執筆記録はこちらです。


林雄二郎先生 偲ぶ会 ご案内 ―お志を継ぐ一粒の種のつどい

1月25日に林雄二郎さんを偲ぶ会が行われます。
林さんには、30数年間、仲良くお付き合いさせてもらいました。
お別れと、林さんとの新たな約束をしたいと思います。

林さんを囲む勉強会としてやってきた「森を見る会」ですが、本年夏に計画されている、林雄二郎メモリアル・シンポジウムに協力させていただこうと思っています。過去・現在の本質的構造を把握し、軽い心で未来への指針を示してくれた林さんは、今でもずっと大切な人です。



橘川の私塾であるリアルテキスト塾は、13期生を開始します。まだ定員は集まってませんが、近日、スタートします。

今年は、京都や他の地域でも、開催しようと思っています。

また、リアルテキスト塾の塾生による同人雑誌「リア同」もスタートしました。同人というフレームの中での表現活動と、表現手法の開発などもテストしていきたいと思っています。


◇映像の冒険

ソーシャルメディア大学も、さまざまに方法を模索していきます。



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