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    <subtitle>デメ研は、新しい時代の新しい装置と関係を追求していきます</subtitle>
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    <title>市川昌浩くんの死</title>
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    <published>2010-07-10T00:53:06Z</published>
    <updated>2010-07-10T20:00:04Z</updated>

    <summary>★市川昌浩くんの追悼板は「こちら」です。関係者の皆様は、思い出の書き込みを御願い...</summary>
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        <![CDATA[★市川昌浩くんの追悼板は「<a href="http://www.onbook.jp/ichikawa/index.html">こちら</a>」です。関係者の皆様は、思い出の書き込みを御願いします。まとまりましたら、ご家族にお渡しします。<hr color="#fe81df">  <br />■橘川幸夫<br /><br />オンブックの取締役であり、デメ研のメンバーだった市川昌浩が死にました。誰も埋められない穴が内側にあいてしまった。痛くて、こんなことならあいつと出会うのではなかったと思うほど、寂しい。こんな文章も書きたくない。だけど文章を書くことは僕の宿命なんだ。市川も書けと言ってる。<br /><br />市川昌浩は茨城の生まれ。近所にはタレントになった渡辺徹がいた。僕が市川と出会ったのは７０年代の半ば。彼は工業高校生で、ロッキングオンの読者であり、ポンプの創刊に投稿者として協力してくれた。高校卒業後、CSKに入社して、大型コンピュータのエンジニアとして数年仕事をした。<br /><br />１９８１年に、僕がロッキングオンとポンプを同時に辞めて、参加型メディアの発展型としての参加型社会の模索を始めると決めて、有限会社橘川幸夫事務所を恵比寿に開業した。その時に、これからはコンピュータが中心の社会が来ると思い、また僕らが描く参加型社会においてはコンピュータが必須のアイテムになると考え、まだ２０才になったばかりの市川を仲間に巻き込んだ。<br /><br />僕らは、電電公社（現在のNTT）から通信端末をリースして、カプラにつなぎ、国際電話回線でアメリカのダイアローグ（ロッキードがやっていたデータベース）にアクセスする実験をやっていた。恵比寿の小さな有限会社で、市川が中心となってオンラインデータベースの研究会を開き、未来を想像しながら勉強していた。１９８２年８３年ぐらいのことだ。その研究会のメンバーは、当時は都庁に勤めていた滑川海彦（現在は翻訳家でありIT批評家）と、当時は東京印書館という印刷屋の営業をやっていた下中直人（現在は平凡社社長）と市川の３人だった。<br /><br />この研究会の成果は１９８４年に東洋経済から<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E2%80%95%E2%80%9C%E9%9B%BB%E5%AD%90%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E2%80%9D%E3%81%AE%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%83%BB%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%B3%95-%E6%BB%91%E5%B7%9D-%E6%B5%B7%E5%BD%A6/dp/4492580573">『データベース "電子図書館"の検索・活用法』</a>という書籍になった。東洋経済の担当の村瀬くんもまだ若く、滑川や下中は会社の仕事が終わると恵比寿の事務所に集まってきて、議論を続けていた。アマゾンのデータでは著者は滑川の名前しか出ていないが、滑川・下中も納得すると思うが、間違いなくこの本は、市川が中心となって、市川が書いた本である。まだ２０才そこそこの少年のくせに、知識量、問題意識の先見性、几帳面さ、大人以上の器量、すべて市川には最初から備わっていた。僕たちは、ただただ市川の存在感に圧倒され、僕なんかは、「いつかみんなで市川に食わせてもらおうな」と言っていたものだ。<br /><br />１９８４年の段階で、アメリカのオンラインデータベースにアクセスをし、パケット通信がどうのと新しい言葉を使いこなし、そして、オンラインデータベースの彼方にある、オンラインコミュニティの世界を、市川はしっかりと把握していた。そして市川の凄い所は、１９８４年にこのような作業をしていたことを、一度たりとも自慢気に話したことがない、ということだ。彼はいつも最先端の現実だけを問題にしていた。<br /><br />その後、僕が持ち前の好奇心だけでいろんな世界に首を突っ込むたびに、いつもついてきてくれたのが市川である。アスキーでMSXマガジンを出すのを手伝った時も、ソフトバンクで新しい雑誌を出す企画にかかわった時も、バブルの時代に新宿の地上げ屋の中に入って新しい出版事業のためのデータベースを構築する時も、いつも市川が僕の女房のようにそばにいてくれた。<br /><br />そして一度別れた。８０年代の後半に、草の根パソコン通信がはじまり、市川は松岡裕典と一緒に「Wenet」というBBSをスタートさせた。僕はWenetのユーザーとしてかかわり、その後、自前のBBS「CB-NET」を立ち上げた。市川は、ジャストシステムに可愛がられ、一太郎関連の書籍をたくさん出した。そしてIBMの社内発行紙『PS FEEL』の編集長になり、PC雑誌『Power User』副編集長になったりして、インターネットの開始前後のITジャーナリズムの世界で活躍していた。<br /><br />２００４年、橘川が「オンブック」を開始。市川には、それまでさんざん企画で振り回していたのに、市川はこう言ってくれた。「これは橘川さんの最後のメディアの仕事になるだろうから、手伝うよ」と。オンブックはオンデマンド出版という、どう考えても効率が悪く利益率の低いシステムを中心に活動してきた。ベストセラーを見込める作家を扱うわけではなく、本を出したい情熱のある人を相手にした出版サポートビジネスであり、参加型メディアの確かな方向性だった。当初は「儲からないけど、損もしないな」とオンデマンドの効用を語っていたが、実際はそうもいかず、みんなでいろんな力仕事をしながらオンブックを支えてきた。本を出すことになれば、どんな著者でも、市川は、丁寧に対応し、本にならない著者に対しては、頑固なまでに拒絶していた。それはとてもエネルギーのいることだったが、市川は誠実に仕事をこなしていた。<br /><br />（今、子ども調査研究所の高山さんに電話して、報告した。ダメだ涙が止まらない）<br /><br />そして、今年、iPadが出た。僕らは、ようやく自分たちがやってきたことの意味を確認出来た。アメリカの友人に連絡して、アメリカ発売とともに実機を入手し、市川とラングの大江くんとでiPadアプリの開発をスタートさせた。電子書籍は、既存の書籍をただ電子に移し返すだけのものではない。新しい著者、新しいスタイルが登場してこそ、新しいメディアになるのだ。市川が中心となってプランが進んでいた企画がある。<br /><br />iPadの流れが企業をまきこみはじめて、さまざまなクライアントからiPadがらみの相談が来始めた。コンピュータリテラシーと、編集経験とノウハウを持っていて、なお人間的なキャパシティの広さを持つ人間で、市川以上の人は見あたらない。どんなクライアントの無理難題も、文句も言わずに受け止めて、相手を納得する企画の仕上げる能力は、長い年月ででしか育てられない。<br /><br />「オンブックを電子書籍の出版社にして安定させたら、市川に会社を任せるからな。オレは子どもたちの世界の仕事に進むから」と、市川と話し合っていた。悲しいけど、市川のいない世界で、僕らは、追及を続けなければならない。<br /><br />市川は、ホントになんでも知っていた。コンピュータのことはもちろん、好きな音楽、プロレス、SFからなんでも雑学まで、いつ情報を仕入れたんだ、と思わせるほど最新情報をキャッチしていた。そして、教え好きで、お節介なぐらいに親切だった。イトヒロがいなくなって、市川がいなくなって、それでも朝はやってくるんだなあ。<br /><br /><br />◇市川の死<br />２０１０年７月８日の木曜日。僕らは、個別に仕事をしていて、毎週木曜日の１４時からがオンブックの定例会議だった。約束の時間に市川がこない。これまでも寝坊したりして遅れることはあっても、必ず電話してくるのに、３０分経っても連絡ないし、電話しても通じない。<br /><br />なんだか胸騒ぎがして、市川の部屋には行ったことないのだが、中村さんが以前に家の前まで車で送っていたことがあったので、中村さんと二人で市川の部屋に向かった。瀬田の環八沿いにある。<br /><br />部屋の鍵はしまっている。窓を覗くと電気がついてる。宅急便の不在証明がポストにささっていた。窓から何か異臭がする。大家さんに連絡して、部屋を開けてもらうように頼んだが、それはまずいと断られる。１１０番に電話して、警官に来てもらった。おまわりさんは、部屋の前に立つなり、「こりゃだめだ」と言った。僕らをドアの前から下げさせて、一人で入った。そして「お亡くなりになってます」と一言。僕は腰が抜けるように階段に倒れてしまった。<br /><br />その後、警官が数人と刑事が来て、事情を聞かれた。あちこちに電話で連絡すると、月曜日までは電話したりメールしたりしているが、火曜日以降は留守電になってるとかメールの返事が来ないとかだった。<br /><br />まだ検査の結果が届いていないので、分からないが、お風呂に入って、外に出たところで倒れているとのことだった。<br /><br />市川は、ここ数年でどんどん体重が増え、昨年、心配して人間ドックの予約をとって行かせるようにしたのだが、緊急の仕事が入ってキャンセルしてようだ。今年こそはちゃんと行こうと、僕と二人で人間ドックの予約をしてあった。今更、何を言ってもはじまらないが、今はただ、市川昌浩くんのご冥福をお祈りするだけだ。良い奴が、５０才になるまで良い奴であり続けるというのは、大変なエネルギーがいるはずだ。<br /><br />皆さんに、愛され、信頼されてきた人生を、市川に代わって、御礼申し上げます。<br /><br />追記<br />葬儀に関しまして、茨城の方になると思います。日程など決まりましたら、こちらで報告させていただきます。遠方ですので、別途に都内でお別れ会を計画しています。<br /><br /> ]]>
        
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    <title>エスノファンキードストエフスキーカムカムEP</title>
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    <published>2010-06-27T22:09:16Z</published>
    <updated>2010-06-27T22:11:28Z</updated>

    <summary>エスノファンキードストエフスキーカムカムEP殺到せよ。●橘川幸夫０、８秒と衝撃。...</summary>
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        <![CDATA[エスノファンキードストエフスキーカムカムEP<br />殺到せよ。<br /><br />●橘川幸夫<br /><br /><a href="http://syooogeki.com/">０、８秒と衝撃。</a>のセカンドアルバムが出来た（８月４日発売）。ミュージシャンにとってセカンドアルバムは難しい。ファーストアルバムが衝撃的であればあるほど、ファンはファーストアルバムの繰り返しを期待する。しかし、実際に繰り返すと、ファンは心の底で失望と限界を感じる。ファンというのは、エゴイストなのだ。<br /><br />エスノファンキードストエフスキーカムカムEPは、見事なセカンドアルバムである。ファーストの衝撃の余韻を残しながら、更なる進化、更なる展開、更なる可能性を示してくれた。再び衝撃が走る。<br /><br />何よりも、カッコイイ。かっこよくなければロックではない。カッコヨイとは、頭で正否を判断するよりも先に、肉体が全面的な賛同の元に、対象に殺到してしまうことである。リスナーよ、０、８秒と衝撃。を鑑賞するな。殺到せよ。<br /><br />カッコイイものを見つけてしまったら、日常生活はストップする。それどころじゃないだろう。自分がやらなくても良いルーチンワークは誰かに押しつけて、殺到せよ。さまざまな現場から人々が殺到してくる場が、時代というものだ。<br /><br />「ビートニクキラーズ」の重層的な意志の集積とリズム。「２１世紀の自殺者」は、女性ボーカルであるJ.M.のデビュー作となるだろう。「号８４谷渋」は時代のショーウインドのガラスを破壊しまくる。「FOLK GUERRILA」は、すべてを破壊され尽くした世界を塔山が歌い上げる。僕らは、偶然、出会うのではない。破壊し否定し翻弄し困惑し絶望し○×した先の世界で、必然的に出会うのだ。<br /><br />僕らは一ファンとして０、８秒と衝撃。に賛同するところから始まり、彼らと相互に一ファン同士の関係を結ぶことによって０、８秒と衝撃。と別れていくだろう。そうだ、衝撃は常に自分の外部にあるのではなく、誰もが自分自身の内部に持つ核融合そのものなのだから。 ]]>
        
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    <title>葡萄スタジオ</title>
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    <published>2010-06-26T00:10:50Z</published>
    <updated>2010-06-26T00:13:10Z</updated>

    <summary>葡萄スタジオ●橘川幸夫◇iPadは、新しいエレキギターだ。こいつが何か、まだ分か...</summary>
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        <category term="橘川幸夫個人活動" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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        <![CDATA[<font style="font-size: 1.5625em;">葡萄スタジオ</font><br />●橘川幸夫<br /><br /><br />◇iPadは、新しいエレキギターだ。こいつが何か、まだ分からないが、直感で新しい楽器だということを理解した奴は、バンドやろうぜ。<br /><br />◇「葡萄スタジオ」は、iPadバンドのムーブメント総体の名称。ひとつひとつの実が有機的に結合して一つの房になるイメージ。アップル・コアへのオマージュであり、林檎社へのリスペクトでもある。<br /><br />◇合流したい人は、まず「ライン」を作ってくれ。ラインとは、誰かとの関係。2人で良い。僕と誰か、君と君の友だちでも良い。ラインでまず、作品を作ってくれ。この作品を持ち寄り、ラインの組み替え、もしくは、ラインの拡大を生成する。<br /><br />◇一人で作品作れる人は、一人でやってくれ。関係性の中でコンテンツを生成したい奴は、バンドやろうぜ。<br /><br />◇なんだかまだ分からないが（笑）とりあえず、野生の直感のおもむくままに。<br /><br />▼現在のラインは以下<br />□橘川＋坂本直樹（名称未定）<br />□橘川＋鈴木直人<br />□鈴木直人＋友だち ]]>
        
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    <title>iPad電子書籍の可能性</title>
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    <published>2010-06-17T11:22:52Z</published>
    <updated>2010-06-17T21:40:50Z</updated>

    <summary>iPad版「深呼吸する言葉の森」リリース開始。●橘川幸夫◇2010年6月10日に...</summary>
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        <name>kit</name>
        
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        <![CDATA[<b><font style="font-size: 1.25em;">iPad版「深呼吸する言葉の森」リリース開始。</font></b><br /><br />●橘川幸夫<br /><br /><br />◇2010年6月10日に、iPad版の深呼吸する言葉をリリースした。4月のはじめにアメリカで発売になったiPadを入手してから、日本での発売に合わせてコンテンツを開発し、リリースした。iPadという新しいメディアツールの登場を予感して、僕たちと同じような動きをした人たちは少なくないだろう。ただし、まだ見かけるコンテンツは、テキストであれゲームであれ、旧来のコンテンツの焼き直しが多い。せっかくの新しいメディアの登場なのに、同じエネルギーを投じるなら、もっとクリエイティブの方向にかければよいのに、と思う。<br /><br />◇「深呼吸する言葉の森」は、１０００のテキストと300枚の写真のデータベースを作り、ランダムに表示するものである。新しい書籍の構造をイメージして作られた。詳しくは、<a href="http://www.onbook.jp/bookd.html?bid=0170">オンブックのサイト</a>をご覧ください。市川くんが作った<a href="http://www.onbook.jp/blog.html?cat=cat3">映像マニュアルもYouTube</a>にあがっています。<br /><br />◇さて、iTuensで販売を開始してみて、さまざまなことを発見し、気づかされた。これまでの書籍だと、著者や編集者は1冊の本を入稿し、市場に出してしまえば、あとは中身のことはあまり気にならない。よほどのことがなければ手直ししようとは思わず、次の作品の方に向かうだろう。これまでの出版ビジネスは印刷費を投資するスタイルなので、一度発行してしまえば、それを新たに再構築するには、再度、投資が必要になるからだ。出版社にとっては、まず初版の印刷費の投資回収が最初のハードルだ。<br /><br />◇ところが、iPadのコンテンツは、そういうものではなかった。印刷費の投資がなく、マスターデータを手直しすれば、簡単に改訂版が作れる。実際、他のコンテンツを見ても、多くのコンテンツが「更新」されている。旧来の書籍にとって、発行がゴールだとしたら、電子書籍においては、発行はスタートなのかも知れない。永遠に完成しえないものについてのスタートである。これは、むしろ、雑誌創刊の感覚に似ている。オンデマンド出版もこの形に近いが、マーケットも小さく、そこまで改訂・更新を重ねるコンテンツはなかった。オンデマンドでもリアルなものは、その都度、ユーザーに購入してもらわなければならないが、電子書籍だと、更新は無料になる。更新を続けることにより、新しい読者も獲得しえる、というモデルではないだろうか。<br /><br />◇僕たちの企画は、僕と編集者の市川くん、エンジニアの大江くんの三人で作ったのだが、実際の仕組みについては編集者とエンジニアが主導で作られた。僕は素材の提供と基本的な考え方を提示しただけだ。そして、むしろ、発行以後の方が、著者である僕が、編集者やエンジニアに、いろいろと注文を出したりすることが増えた。現在は、「更新」に向けて動いている。<br /><br />◇電子書籍の制作についての、こうした制作過程も、新しい可能性を感じさせる。旧来の出版ビジネスは、出版社が主役であり、印刷会社が副主役であった。著者や編集者は、その枠組みの中でしか動けなかった。それは、出版ビジネスが印刷投資ビジネスあり、流通からの回収作業といった金融ビジネスであったからだ。印刷投資や回収作業のリスクが減れば、出版社の立場は無限に小さくなる。<br /><br />◇著者と編集者とデザイナーとエンジニアといった個人が中心になれば良い。僕は、音楽の世界のように、出版活動が「バンド活動」に近くなると思ってる。それぞれが能力を現物支給すれば、投資は不要になる。あとはそれぞれのやり方で収益をシェアすればよい。グループサウンズが登場した時や、大学に無数のアマチュアバンドが登場した時代のような動きが始まればよいと思ってる。電子書籍は、著者が自分で書籍を発行するものではない。それぞれのパートを理解したメンバーが有機的に結合してこそ大きな力を発揮する。<br /><br />◇さて、「深呼吸する言葉の森」だが、リリースの一週間の売上げは以下。<br /><br />－－－－－－－－－－－－－－－－－<br />2010/6/9&nbsp;&nbsp; &nbsp;01&nbsp;&nbsp; &nbsp;<br />2010/6/10&nbsp;&nbsp; &nbsp;12&nbsp;&nbsp; &nbsp;<br />2010/6/11&nbsp;&nbsp; &nbsp;11&nbsp;&nbsp; &nbsp;<br />2010/6/12&nbsp;&nbsp; &nbsp;25&nbsp;&nbsp; &nbsp;<br />2010/6/13&nbsp;&nbsp; &nbsp;22&nbsp;&nbsp; &nbsp;<br />2010/6/14&nbsp;&nbsp; &nbsp;10&nbsp;&nbsp; &nbsp;<br />2010/6/15&nbsp;&nbsp; &nbsp;14&nbsp;&nbsp; &nbsp;<br />－－－－－－－－－－－－－－－－－<br />合計９５本。<br /><br />◇これが悲惨なのか健闘なのかは分からない。ランキングではトータルで１５０位程度につけていて、カテゴリー別のブックでのランキングでは１５位以内に入っている。<br /><br />◇現状では、まだマシンの普及が１５万から２０万台前後と推測される。ソフトバンクでも予約待ち２週間という状況なので、ニーズに生産体制が追いつかないのだろう。今後、１００万台、３００万台という普及の流れが出来れば、コンテンツの販売が加速すると思われる。そして、その流れに合わせてコンテンツを更新していけるのだとしたら、最適なポジションではないだろうか。<br /><br />◇ただし、悲観的な見方をすれば、「iPadのコンテンツは売れない」という見方も出来なくはない。この販売数字でランキング上位にいるということは、他のコンテンツも推して知るべきである。僕を含めて、現状で、有料コンテンツを買っているのは、コンテンツ提供側の人間が開発の参考のために購入していると考えられないことはない。多くの人は、無料コンテンツだけで充足してしまう可能性もある。いずれにしても、有料に価する、独自のiPadコンテンツを目指さない限り、iPadドリームは成立しないだろう。<br /><br />◇他方で、iPad以外のマシーンの開発の噂もいろいろと聞く。iPadが切り開いた、新しい電子文化は、新しい電子コンテンツの可能性であり、さまざまなインディーズ・電子バンドの登場を期待する。<br /><br /> ]]>
        
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    <title>訃報　橘川陽子（幸夫の母）</title>
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    <published>2010-06-08T20:28:54Z</published>
    <updated>2010-06-08T22:43:00Z</updated>

    <summary>６月８日、僕の大切な母親が亡くなりました。僕と一番長くつきあってくれた肉親であり...</summary>
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        <![CDATA[６月８日、僕の大切な母親が亡くなりました。<br />僕と一番長くつきあってくれた肉親であり恋人であり友人であり仲間であった人を失いました。<br />悲しく重たい。<br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-file" style="display: inline;"><a href="http://www.demeken.co.jp/dmkn/%E8%A8%83%E5%A0%B1.pdf">訃報.pdf</a></span><br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="001-1.JPG" src="http://www.demeken.co.jp/dmkn/001-1.JPG" class="mt-image-none" style="" height="640" width="480" /></span><br /> <div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div>]]>
        
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    <title>マーケティングの復興を</title>
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    <published>2010-05-31T23:24:21Z</published>
    <updated>2010-05-31T23:38:59Z</updated>

    <summary>マーケティングの復興を橘川幸夫◇先日、子ども調査研究所に行って、近藤純夫さんとお...</summary>
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        <![CDATA[マーケティングの復興を<br />橘川幸夫<br /><br />◇先日、子ども調査研究所に行って、近藤純夫さんとおしゃべりした。子ども調査研究所は、僕の心の故郷。１９６９年、１９才の時に週刊読書人に投稿した僕の原稿を読んで連絡をくれたのが所長の高山英男さん。高山さんは、僕の一番最初のメディアを通して知り合った読者であり。僕を発見してくれた人。以来、４０年間、僕は何かあれば神宮前の事務所を訪れて、高山さんや富岡さんとおしゃべりをしてきた。<br /><br />◇高山さんは、もともと出版社の編集者で、横浜の学校の先生だった阿部進さんを発見し「現代っ子」というネーミングを考え、カバゴンを世の中に送り出した。編集者としては、松本俊夫さんの「映像の発見」という書名も高山さんがつけた。高山さんは、大島渚、寺山修司さんら当時の第一線の人間たちと付き合い、手塚治虫さんをはじめとするあらゆるマンガ家と交流していた。そして、編集者の嗅覚で、若い無名の人材を発見することについても天才的であった。学生時代に子ども調査研究所に集まっていただけでも、僕の他に、ジブリの鈴木敏夫さんや、マンガ評論家の村上知彦くんらがいた。僕らの下の世代でも、あらゆる領域で活躍している人たちがいる。僕は日本のアップルハウスだと思っていた。<br /><br />◇僕が、二十歳の頃に最大の影響を受けたマンガ家の真崎・守さんと出会ったのも、この事務所だった。「闇縛り」は、このマンションの４階の部屋でやった。少年マガジンの編集長だった内田勝さんと高山さんは親友であり、内田さんが「ホッドドッグプレスを創刊する時に、僕を紹介してくれたのも高山さんである。<br /><br />◇子ども調査研究所はマーケティングの会社だが、組織的な拡大はいっさい目指さず、高山さん、近藤さんをはじめ、玉造さん、渡辺くんなど、一騎当千の人材が、あらゆる子ども関連企業の商品開発の仕事を受けていた。まるで「同人雑誌みたいな会社だな」と思ったことがある。僕がデメ研を作った時のイメージも、ここに借りている。面白いことを考えたり実行してる奴ならば、いつでもどこでもアポなしで訪れることの出来る空間だった。<br /><br />◇本業であるマーケティングの仕事でも、戦後の子ども産業の中心を走ってきた。「リカちゃん人形」の登場も「人生ゲーム」の登場も、高山さんたちの力が大きい。僕が「ポンプ」をやめて独立した時、高山さんの紹介でバンダイのコンサルに入ったこともあった。<br /><br />◇そういう経緯なので、ぼくは　学生時代から、子ども調査研究所の活動に触れていたから、企業のマーケティング調査の意味を分かっている。実際、子どもたちのグループインタビューやアンケート調査の集計などを手伝ったこともある。<br /><br />◇「子ども手当」のプロジェクトが始まったので、久しぶりに、最近の子どもたちの現況について教えてもらおうと、近藤さんに会った。すると、驚くべきことを言われた。「橘川くん、企業はもうマーケティング調査なんかしてないんだよ。電通だって、マーケティング局なんかないし」と。<br /><br />◇マーケティングの限界については、僕も80年代から言い続けていて、90年代に<a href="http://amzn.to/9h9Rhy">「シフマーケティング」（ビジネス社）</a>という本で、詳しく説明したことがある。商品の主導権が工場・メーカーから流通、そしてユーザーへとシフトしていくのだから、定量的なニーズ発掘などはなくなると書いた。<br /><br />◇しかし、それは旧来の統計的手法が無効になっていくのであって、企業がマーケティングそのものを放棄するということではない。愕然として、その夜、もう一度、現在の状況を考えなおしてみた。ポイントはこういうことだろう。<br /><br />●10数年前から、マーケティングの効果が薄らいだ、豊かな社会が実現して、消費者自身が自分が何を必要としているのかを見失っているのだから、調査しても何も出てこない。<br /><br />●個人情報保護法案によって、アンケート調査などがしにくくなった。インターネット調査がはじまって、安価に大量の回答が集まって、それまでサンプルの確保がマーケテイング会社の資産であったのが、意味を失った。しかし、僕自身もインターネットの勃興期にインターネット調査をやって、驚くべき効率性に感嘆したことがあるが、やがて、これき特別なマニア的な人たちの回答であって、実体とは違うな、と思うようになった。<br /><br />●今は、インターネットでの調査が一般的なのだろう。こんな調査をやって何の意味があるのか分からないが、むしろ、ここに一番の問題があるのではないか。つまり、企業が消費者の本音を探ろうという態度を放棄しているのではないか。<br /><br />●つまり、時代は「マーケティングの時代からブランドの時代へと移行した」と。マーケティングはニーズ探索であり、ブランドは企業からの一方的な押しつけである。そして、10数年前から企業社会においてのテーマ、マーケティングを充実して消費者に満足を与えることよりも、システムを拡大し、店舗数を増大して、コストを下げることによって利益を増大させる方法に変容していったのだ。<br /><br /><br />◇地場の八百屋の親父が、毎日買い物に来るおばゃんたちの顔色をうかがいながら品揃えと価格をリーズナブルにして成長した。それが個人の経営の努力の範囲を超えて成長すると、システム化がはじまり、やがて投資家達のM&amp;Aの対象になる。投資家達が経営を握ったら、もはや、おばちゃんたちの顔色なんぞは意味がない。ただひたすら、数字的に売上げとコストの削減、利益率の効率化を進める。ネギも自動車も洋服も同じように売るようになる。そうやって、あらゆる業態が日本中、どこにでも存在するようになった。<br /><br />◇それはそれで意味のある行動だった思うが、薄っぺらい豊かさだ。いつか限界が来るに決まっている。こんなに店舗数増やして、ユニクロは、今後、何を売るつもりだろうと思う。<br /><br />◇産業社会に、マーケティングの復活を望みたい。おばちゃんの顔色をうかがう態度を回復すべきだと思う。金融業界は長い冬の時代に中で、「貸し付け業務」の実務が激減したために、金融業の本来の業務である貸し付けのノウハウが行内から消えてしまった、という笑えない話がある。メーカーが、アリバイ作りのインターネット調査しかしないで、本来のマーケティング発想を放棄するなら、戦後社会を築いた、企業とマーケティング会社の関係は崩壊し、マーケティング実務者のノウハウも消滅するだろう。<br /><br />◇日本の戦後社会の発展は、有能なエンジニアたちの生産力、かゆいところに手が届くマーケッターたちの商品力の合同力であったはずだ。経営者たちは消費の現場のリアルに触れるべきだ。10数年前、日本の家電メーカーが中国に進出しようとした時、僕は工場や販売店を整備する前に、マーケティング会社を設立して、まず中国人の生活と意識を把握してから進めるべきだと言った。ひとりひとりの気持ちを尊重して、デリケートに手を差し伸べる力と技こそが、日本人の持つ最大の武器だと思ったからだ。<br /><br />◇アメリカ型のシステム・マネージメントや、中国型の孫子の兵法的産業布陣力とは違う、日本独自の産業方法論をつかまない限り、日本は何をしても二流のままで終わる。<br /><br /><br /> ]]>
        
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    <title>深呼吸する言葉の森（iPad版の予告）</title>
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    <published>2010-05-21T22:53:08Z</published>
    <updated>2010-05-21T23:04:24Z</updated>

    <summary>◇日本でのiPadの発売はもうすぐだが、iPadにおける僕の最初のコンテンツであ...</summary>
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    <category term="ipad" label="iPad" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[◇日本でのiPadの発売はもうすぐだが、iPadにおける僕の最初のコンテンツである「深呼吸する言葉の森」の開発も、最終段階に来ている。これまでのパソコンのディスプレーに表示されたデジタルデータは「見る」ものであるのに対して、iPadは、はじめて、デジタルデータを「読む」という感覚を与えてくれた。この感覚は衝撃であった。iPadは書籍を電子化するものではない。あらゆるものを書籍のように「読む」という感覚にさせてくれる。YouTubeを「読む」という感覚は、新鮮な体験だった。<br /><br />◇iPadはデジタルデーターのビュアーである。グーテンベルグ以来の紙に印刷された書籍の文化の流れを跳躍した。この新しいプロダクツに対して、僕たちも新しい視点と発想でもって「電子書籍」のあり方に取り組まなければならない。単なる書籍のスタイルをアナロジーしたものではない、新しいスタイルと作法を模索しなければならない。<br /><br />◇一つの解答として、「深呼吸する言葉の森」をリリースする。僕は現在、「はてな」のブログを使って「深呼吸する言葉」を書いている。100文字の文字制限と、一日一本しか記入できないという時間的制限の中で、2年以上書き続けている。そして、この言葉はTwitter上にも配信している。<br /><br />◇この言葉を中心に書籍で発表したもの、未発表のものを含めて、1000本の深呼吸する言葉を選び、300枚の自分で撮影した写真画像のデータベースを作り、言葉と写真がランダムにワンセットずつ表示されるシステムを開発した。仮に「深呼吸システム」と呼ぼう。文字表示を三段階に変えられ、オートでスライド表示することが出来る。スライドを見ながら、気になる言葉はお気に入り登録することも出来る。システム開発はラングの大江くんが担当してくれた。<br /><br />◇深呼吸システムで何をやりたいのかというと、現在、Twitterには140文字の大量の言葉が生産されている。すでに誰も、自分のTLすら全てを読むことは出来ない。それはそれで潔いと思うが、見逃した発言の中に多くの宝物があることも想像できる。Twitter的なるものの表現を、「編集」して「読む」ことが、iPadで可能だと思う。<br /><br />◇僕は、かつて「ポンプ」という全面投稿雑誌を発行していた。Twitterに触れて、昔の読者たちが「Twitterはポンプですね」と言われることが増えたが、僕はそうは思わない。Twitterはポンプの投稿箱だと思う。この投稿箱の中のテキストを編集して、僕は投稿雑誌を作っていたのだ。Twitterを投稿箱とするなら、多様な編集者が、多様な投稿雑誌を創刊出来る。もちろん著者の了解を取らずに勝手にそのようなことは出来ないので、まずは許諾を取る必要のない、自分のTwitter的言葉を編集して、「深呼吸する言葉の森」をリリースする。<br /><br />◇今後、僕自身は自らの深呼吸する言葉を書き続け、ある程度、まとまり次第、言葉と写真を追加発表していく。死ぬまでには膨大な、自らのエピタフが成立するはずである。<br /><br />◇そして、深呼吸システムを使って、僕以外の深呼吸歌人の言葉も編集してみたいし、Twitterで呼びかけて、テーマごとの電子書籍も編集してみたい。<br /><br />◇見えない流れに流されながら、新しい形を見えるものにしていきたい。<br /><br /><a href="http://d.hatena.ne.jp/metakit/">■はてな版「深呼吸する言葉」</a><br /><br /><br /> ]]>
        
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    <title>iPad宣言</title>
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    <published>2010-04-24T00:02:05Z</published>
    <updated>2010-04-24T00:23:38Z</updated>

    <summary>iPadプロジェクトがスタートしています。●橘川幸夫▼iPadとは何か。◇デジタ...</summary>
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        <name>kit</name>
        
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    <category term="ipad" label="iPad" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.demeken.co.jp/dmkn/">
        <![CDATA[iPadプロジェクトがスタートしています。<br />●橘川幸夫<br /><br /><b><font style="font-size: 1.25em;">▼iPadとは何か。</font></b><br /><br />◇デジタルメディア研究所と、オンデマンド出版のオンブック、システム開発のラングとのiPad共同プロジェクトが開始しています。<br /><br />◇橘川の個人的な感想から言うと、「iPadはパソコンのウォークマン」です。ウォークマンが登場した１９７９年、音楽を聞くための音響機材はさまざまな進化を遂げて安定期に入っていました。そこに、聞くことしかできない再生専用のウォークマンが登場したのです。技術的な新しさよりも、僕たちは７０年代に親しんできた音楽を、自宅の部屋で聞くのではなく、屋外で聞くということを知ったのです。そして、ウォークマンで音楽を聞きながら街に出たり、公園を散歩したりすると、見慣れた風景が、違う風景に見えることに驚きと感動を得ました。<br /><br />◇iPadは技術的な素晴らしさよりも、パソコンを別なシーンで楽しむことが出来るということに、僕はウォークマン以来の興奮を得ました。これまでパソコンは机の上に置かれたディスプレーに向かって仕事したり遊んだりしていました。ノートパソコンやネットブックは、その机上のパソコンをポータブルにしただけです。言ってみれば、喫茶店のテーブルの上が自分の机の上と同じになるというものだけでした。<br /><br />◇ところがiPadは全く違う。本を読むようにパソコンの画面を見ることが出来るのです。iPadは電子書籍リーダーではなく、「書籍のようなパソコン」です。これまでにもタブレット型のパソコンはあったかもしれませんが、iPadはパソコンを持ち運びしやすくする、ということではなくて、「机の上のパソコンを超える」という明確なコンセプトがあります。<br /><br />◇iPadでYouTubeを見ると、これまでのパソコンで見ていた風景とは違うものが見えます。首が正面を向いているのと、僕らが慣れ親しんでいる、首を下げて、うつむきながら本を読むスタイルでiPadを見るのとは、明確に違う。僕らは、はじめて「バソコンを読む」という体験をしたのです。見るのではなく読むのです。<br /><br />◇iPadでグーグルのニュースを読むと、電子新聞というのはこういうものかと理解します。単体の新聞社で自社媒体を電子化するのではなく、新聞の集合知としてのダイジェストがそこにあります。インターネットは、さまざまな川が合流する海です。そしてそのことを、現状の新聞の距離感と同一に読めるのがiPadです。<br /><br />◇僕たちは、世界に登場した新しいツールを、思う存分使いつくしたいと思います。関心のある皆さんとの協同を進めていきたいと思います。<br /><br /><b><br /><font style="font-size: 1.25em;">▼まず何をするか。</font></b><br /><br />◇僕たちが取り組んでいることは、まず、iPadにどのようなコンテンツを登場させるか、ということなんですが、それ以前に重要なことがあります。例えば書籍コンテンツということを考えた時に、グーテンベルグが印刷技術を開発し聖書というキラーコンテンツを搭載したわけですが、そこで発明されたことは「頁」という概念であり、「頁をめくる」という読書行為です。この概念や行為が発明されていなければ、本はただの巻紙になっていたかも知れないし、壁新聞になっていたかも知れない。<br /><br />◇電子書籍というと、多くは、グーテンベルグ以来のリアル書籍を電子化することだと思われています。それはそれでありだと思いますが、もうひとつ別な道を探ろうと思います。それは、現在時点をグーテンベルグが活版印刷技術を発明した地点に巻き戻して、そこから「頁」の概念や「頁めくる」という行為に変わるものを開発したい。それは、紙の印刷よりも多様な方法があると思います。<br /><br />◇すでにいくつかアイデアが出て来ていて、開発にも着手していますが、こうした「電子書籍の基本作法」の開発が重要だと思います。その作法が洗練された上で、新しい表現者が合流してくるのでしょう。<br /><br /><br /><b><font style="font-size: 1.25em;">▼ビジネスプラン</font></b><br /><br />◇僕らのプロジェクトは、独自の開発と実験を行っていきますが、外部のコンテンツホルダーの皆様との協業も進めていきます。すでにいくつか相談を受けていますが、コンテンツのiPad最適化の作業をお引き受けします。<br /><br />◇またオンデマンド出版のオンブックがありますので、iPadコンテンツとオンデマンド出版の並立も可能です。既存の出版物のiPad出版も準備中です。<br /><br />◇iPadについてのコンサルティングやセミナーの実施は、デメ研が中心となって行って行きます。<br /><br />◇iPadの可能性を理解される皆さんと、一緒に考え、進めていきたいと思っています。どうかよろしく御願いいたします。 ]]>
        
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    <title>2010年の政治状況私感</title>
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    <published>2010-04-20T13:21:31Z</published>
    <updated>2010-04-20T13:29:42Z</updated>

    <summary>政治状況について整理しておく。◇昨年の民主党政権の誕生は、民主党の勝利ではなく、...</summary>
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        <name>kit</name>
        
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        <![CDATA[政治状況について整理しておく。<br /><br />◇昨年の民主党政権の誕生は、民主党の勝利ではなく、自民党の敗北である。多くの人は戦後営々と続いた自民党体制・戦後体制にNOを突きつけたのであって、民主党を絶対的に支持したわけではない。<br /><br />◇そして、選挙が終わって半年、民主党のダッチロールよりも、ひたすら自民党が負け続けていることが政治的に重要だと思う。自民党という戦後政治は、ひたすら崩壊を続け、解体を続けている。官僚の中に巣くっていた自民党政権の残滓がさまざまなリークを仕掛けたとしても、それはイタチの最後屁であろう。権力はやがて、官僚体制を含めて、完全に民主党体制になる。<br /><br />◇鳩山政権の支持率急落が、あたかも民主党政権の危機のように語られているが、それは誤解であるか、分かっていてあおる自民党政権時代に癒着してきたマスコミの願望である。支持率が下がれば下がるほど、衆議院の解散は遠のき、民主党の権力構造は堅くなる。あと3年以上の間、衆議院の多数派は民主党が支配するだろうし、政権にある限り分裂もないだろう。政治家は権力をとりたくて政治を目指すのであって、権力の座にあるものは、よほどの好機でもない限り、権力から離れることはない。<br /><br />◇さまざまな新党が誕生しているが、これらも民主党の利となる。どのような新党が出来ても民主党を超える大政党はありえなく、大政党は民主党一党であり、あとは少数政党となる。そして、新党のすべてが、民主党とは連立を組めるが自民党とは組めないだろう。自民党と組んでも3年間は政権を取れないのだから、組む理由がない。これは公明党でも同じことである。<br /><br />◇これから政治家を志望する候補者も、同じ理由で、よほどの恩義でもない限り自民党から立候補したいとは思わないだろう。かくして、自民党の敗北は、未だ、現在進行形なのである。というより、自民党政治は小泉政権以前に一度、沈没寸前だったのに、小泉政権の熱狂が自体を複雑にした。<br /><br />◇僕は、民主党を支持してるわけでも、ダッチロールを許しているわけでもない。ただ、それよりも、戦後社会の崩壊が、自民党の崩壊という過程にあることを、もっと注目すべきだと思う。そして、自民党政権と一体となってビジネスをしてきた企業たちが、民主党政権とどのように関係していくのかに注目している。自民党政権の時と同じ構造になるのか、あるいは全く違う形の関係を作れるのか、僕らの生活にとっては、ここが最も重要だと思われる。<br /><br />◇民主党は、「自民党が負けた」のではなく「自分たちが勝った」と思って、マニフェストを教条主義的に実施しようとして、混乱した。普通に考えれば、政権移行した直後は、旧政権の悪行を徹底的に叩くことで国民の関心と支持を集め、その間に、官僚構造の支配を徹底するものだろう。自民党は許せない、として投票したのだから、その流れに乗ればよかったのだ。なのに、自分たちが期待されたと思ってしまったところに、最初の誤解があるのではないか。<br /><br />◇僕は、日本には、アメリカのような二大政党制は合わないのではないかと思っている。また単純な一党独裁も似合わない。明治維新の時に、明治政府は、敗北した徳川幕府の人材を多く登用した。勝った者が負けた者を殺戮しなかったのだ。民主党の政権はしばらくは続くだろうが、民主党中心の連立政権になると思う。自民党だけが外された大連立だろう。むしろ自民党の中の人材ですら、一本釣りで大臣に登用することさえ考えられる。それをやって、党内を押さえられるのは小沢一郎しかいないだろうが。<br /><br />◇政治に満足した国民は歴史上いないだろう。いたとしたらファシズムでしかない。僕は、政党の人間であろうと、官僚であろうと、一緒に付き合える人とは付き合う。政党をひとくくりにして、ダメ出ししたり、賛同したりすることはしたくない。権力の現実をみつめながら、そうやって、今日も、政治家の発言や行動を見ていく。<br /><br />◇崩れて行く戦後体制。新しい体制を築くのは、政党ではなく、一人一人の個人の意識と力であると改めて思う。だから、権力構造に対しても、野次馬のような批判も拘泥もせずに、冷静に見極めた上で付き合うべきだと思う。<br /><br /> ]]>
        
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    <title>2010年5月1日のリアルテキスト塾</title>
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    <published>2010-04-18T13:35:02Z</published>
    <updated>2010-04-18T13:37:26Z</updated>

    <summary>▼5月1日のリアルテキスト塾。◇いつもは高円寺プラットホームで開催しているリアル...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.demeken.co.jp/dmkn/">
        <![CDATA[▼5月1日のリアルテキスト塾。<br /><br />◇いつもは高円寺プラットホームで開催しているリアルテキスト塾ですが、当日、高円寺の大道芸イベントの楽屋としてプラットホームが使われるために、急遽、場所を変更します。西荻窪の<a href="http://bit.ly/bLnFdK">「THEロック食堂」</a>です。<br />◇塾生の方、間違えないように。時間は16時から18時です。なお、今回だけ単発で聴講されたい方は<a href="mailto:kit@demeken.co.jp">橘川まで連絡</a>ください。聴講費は5000円です。<br />◇なお、18時の終了後から、同じ場所で宴会やります。とてもおいしい秋田料理です。こちらの参加費はワリカンです。宴会だけの参加も受付ています。<br />◇あと、今回の授業の模様は深水英一郎くんが撮影するので、そのうちYouTubeで放送される予定です。<br /><br /><br />▼リアルテキスト塾のご案内は、<a href="http://bit.ly/cOwwLq">「こちら」</a>をご覧ください。ただいま12期生募集中です。<br /><br /> ]]>
        
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    <title>第一回　デメ研iPadセミナー</title>
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    <published>2010-04-16T09:48:29Z</published>
    <updated>2010-04-16T09:50:21Z</updated>

    <summary>第一回　デメ研iPadセミナー（協力　オンブック＋ラング）◇iPadが登場しまし...</summary>
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        <![CDATA[第一回　デメ研iPadセミナー<br />（協力　オンブック＋ラング）<br /><br />◇iPadが登場しました。久しぶりに、新鮮なプロダクツの登場で、アプリやコンテンツのクリエーターは、多いに創作意欲を高めていると思います。<br /><br />◇デメ研では、iPadの新しい潮流を作るために、さまざまな可能性を追求していきます。<br />オンデマンド出版のオンブックと、システム開発のラングとプロジェクトを組んでいきます。<br /><br />◇iPadを使って、新しいコンテンツを開発したい人たちと連携していきたいと思います。<br />第一回のセミナーを、行います。直接、来てもらってかまいません。<br />ただし、まだ１台しか手元にないので、ただiPadに触ってみたい、という人はご遠慮ください（笑）<br /><br />日時　2010年4月22日（木）19時から<br />場所　（社）ＯＤＥＣＯ　事務局<br />　　　〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-19-5リーフラス内<br />　　　TEL：03-5731-1636　FAX：03-5731-1637<br />＊自由が丘、魚菜学園の裏、田園調布寄り。<br /><a href="http://bit.ly/c9Flh1">地図はこちら。</a><br /><br />参加費は不要です。<br /><br /> ]]>
        
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    <title>Twitterから電子ブックへ</title>
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    <published>2010-03-28T02:55:39Z</published>
    <updated>2010-04-12T21:56:48Z</updated>

    <summary>Twitterから電子ブックへ●橘川幸夫１．ポンプ効果　１９７８年に、全面投稿雑...</summary>
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        <![CDATA[<b><font style="font-size: 1.95312em;">Twitterから電子ブックへ</font><br /><br />●橘川幸夫<br /><br /><br /></b><b>１．ポンプ効果<br /></b><br />　１９７８年に、全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊した。これまで、本誌の「おまけ」でしかなく、女性誌の読者欄などは、親父編集者の妄想で勝手に投稿をでっちあげてた時代である。しかも、文学投稿やユーモア投稿のレベルを競うものではなく、さまざまな生活領域からの「手紙」を集めるというコンセプトで発行した。毎日、数百通の全国からの手紙を読み続けることが僕の仕事であった。<br /><br />　ここで、僕は現代のネット状況で引き起こされるあらゆるトラブルの類に遭遇するわけだが、全面投稿雑誌を発行する最大の意味も発見した。それは当時「ポンプ効果」と名付けたものだが、誰もが投稿出来るメディアを持つことによって、あきらかにそれまでの日常生活とは視線が変わるのである。これは当時盛んだった「ぴあ」の「はみだしぴあ」の常連も言っていたが、「自分のメディアを持つ」ことによって、日常生活がメディアで発表するためのネタ探しの時間になるのである。猫が道を歩いていて転んだ。何もなければそれだけの風景だが、「自分のメディアを持つ」ことによって、その事実が、表現のテーマになるのである。投稿者の日常が活性化するといことなのだ。<br /><br />　僕自身、学生時代に「ロッキングオン」を創刊したこともあり、常に「自分のメディア」を持っていたから、よく分かる。「自分のメディア」がないと、考える気も起きない。どんなに面白いことでも、どんなに辛いことでも、それを聞いてくれる友人がいるいないでは、その時の感情の扱い方が変わってくる。「自分のメディア」とは、不特定多数の、僕の話を聞いてくれる友人のことなのだ。<br /><br />　印刷雑誌からパソコン通信へ、そしてインターネットへと進めば進むほど、この確信は強まり、ついにTwitter状況まで到来した。これまでのメディアは「書く喜び・読む喜び」はあっただろう。しかし、Twitterは「書いたものを読まれる喜び」を体現した。ふぁぼられる喜びである。あるいはRTされる喜びである。それはベストセラーとしての量の喜びではなく、一人でも具体的な相手に届いたという喜びである。表現する喜びが、自分中心のものから、関係性中心へと、質的に大きく飛躍したのである。<br /><br /><br /><b>２．「ついぽん」の考え方</b><br /><br />　「ポンプ」を知っている人は、Twitterに出会って「これはポンプだ」と思うかも知れない。僕は少し違う。「Twitterはポンプではなくて、ポンプの投稿箱だ」と思った。ポンプの編集部には投稿箱があって、そこに毎日、日本中から郵送されてきた投稿原稿の封筒がためられていった。毎日、数十通から数百通もの封書が届いた。更にその中にはまた多くのテキスト、イラスト、写真なども同封されていた。<br /><br />　編集長だった僕は、毎日、この投稿箱の封書を開封し、読み続けて分類することが仕事だった。それは自我が崩壊するような（笑）過酷な作業であったが、新しい体験に興奮したものだ。当時、あるラジオ局の人と話していて「深夜放送にもリクエスト葉書や投稿葉書が来るけど、ほとんど読まないで捨ててるよ」と言われて、なんてもったいない、全部くれ、と言ったことがあった。<br /><br />　さて、Twitterである。現在、膨大にポストされているツィートを全部読めている人はいない。自分のTLでさえまともに読めていない。Twitterは一期一会の言葉との出会いが魅力でもあるが、なんとももったいない。Twitterが投稿雑誌の投稿箱であるなら、この膨大の投稿を編集して投稿雑誌を作れば良い。その発想で動き始めたのが<a href="http://www.demeken.net/pump/">「Twitterポンプ」（ついぽん）</a>である。<br /><br />　これはあくまでも実験的なシステムだが、原理的にはこう考えている。<br /><br />１．ついぽんWebから投稿されたツィートは、Twitterに反映すると同時に、ついぽん側のサーバーにも蓄積される。<br />２．テーマ事に投稿を募集などすれば、テーマ事のツィートが蓄積される。<br />３．ハッシュタグでも同じだが、ついぽんWebから投稿することによって、権利関係の許諾なども対応出来る。<br />４．テーマ事のツィートを編集することにより、集合知的な作品が出来る。<br /><br /><br /><b>３．iPad版深呼吸する言葉</b><br /><br /><a href="http://shin-kokyu.jp/">「深呼吸する言葉」</a>は、僕が２００８年よりはじめている、インターネット時代の新体詩運動である。１００文字の制限された文字数の中で自由詩を作ってもらっている。深呼吸歌人は、１３０人、蓄積された深呼吸する言葉は18366本に及ぶ。（２０１０年４月１２日現在）<br /><br />　ここでアーカイブされた言葉も、「ついぽん」でやろうとしていることと同じである。あらかじめ「作品」として書かれた深呼吸する言葉を編集することによって、集合知作品が生まれる。<br /><br />　これらは、固定的な作品集ではなく、バージョンアップが可能であり、新しい言葉群が追加されていく。<br /><br />　「iPad版深呼吸する言葉」の基本システムが完成した。デモを見たが、まさに、僕が「ポンプ」をはじめた時にイメージしたメディアの形態が、具体的な姿となって現れた漢字だ。辿り着いたのだ。<br /><br />　iPad版深呼吸する言葉アプリの概要は以下である。<br /><br />１．２５００本の僕の深呼吸する言葉（テキスト）と１０００枚の写真がiPadアプリに搭載されている。（デモ版は写真３００枚）<br /><br />２．画面をタツチすると、２５００本の言葉と１０００枚の写真からランダムにデータを呼び出し、頁を構成する。更にタッチすると、次の画面を呼び出す。<br /><br />３．旧来の書籍のように「頁を繰る」という概念ではない。小さなDBから、ランダムに情報を引き出す。将来的には、タブをつけたり、自由語検索も可能。<br /><br />４．商品化にあたっては、定期的に言葉と写真を追加していく予定。<br /><br />　スタートにあたっては、橘川個人の言葉と写真だけで作品化したが、あくまでもプロトタイプであることは言うまでもない。深呼吸歌人のメンバーの作品も可能だし、ついぽんで集められたツィートの作品も可能になる。<br /><br />　ランダムだけではなく、ストーリーをつけたスライドショー的な展開や、通常の書籍のアナロジーももちろん可能である。今回、音楽はつけなかったが、音楽は自前で登録してある曲を選んで流してもらえれば良い。<br /><br />　Amazon Kindle　は、書籍をeペーパーで読むためのものだと思うが、iPad的な「電子ブック」は、言葉と映像と音楽の融合した新しい「本」になると思う。<br /><br />　そして本である限り、中心にあるのは「言葉」である。Twitterで横溢している、世界中の個人の言葉の激流、それを上手にすくい上げて、小さな池のような作品に仕上げること。それが、僕のイメージした電子ブックである。<br /><br /><br /><b>４．iPadは、パソコンのウォークマンである。</b><br /><br />　iPadをはじめて触った時、何かとても懐かしい感動を思い出した。それは、１９７９年にウォークマンが登場した時の感覚である。ウォークマンが登場する以前、僕はカバンにテレコを入れて大きなヘッドホンをつけて音楽を聴きながら通勤していて、夕刊フジに記事にされたことがあった。坂本正治さんがオーディォ装置を組みこんだサイドカーを作ったので、それに乗せてもらい、深夜の２４６をハイウェースターを聞きながら走行したことがあった。そういう遊びをしてきた身にとって、SONYから登場したウォークマンは、待ってましたの感動を与えてくれた。僕は、登場してすぐに、宝島で１０数頁のウォークマン論を書いた。新しいプロダクツによって、新しい次元が登場したことが嬉しかった。<br /><br />　iPadは、僕がネット上でいろいろ遊んでいたことを、次の次元に運んでくれるような気がした。ウォークマンをつけて街で出ると、世界が違った風に見えた。同時代意識を感じさせてくれるロック音楽とともに街を歩くことによって、街の姿が一変したのである。iPadは、どうなんだろう。何を変えてくれるのだろう。まだ分からない。分からないが、漠然とした期待は募るばかりだ。プロダクツに恋をしない限り、素敵なコンテンツなど生まれてくるわけがない。<br /><br />　ウォークマンは、音質にこだわり、音楽を肉体に装着することをイメージして開発された。ポータブルなテープレコーダーはそれまでにもたくさんあったが、「何のために使って欲しいのか」を明確にしたコンセプトワークの勝利だった。ウォークマンが出て数年して、日立の音響事業の担当役員と話したことがある。その役員は「ウォークマンみたいなものは、うちの研究者も開発しとったんですわ、商品化を潰したのは私ですな、わははは」と何だかよく分からない笑いを発した。盛田昭夫さんの言葉に「企画とは考えた奴が偉いのではない、実行した奴が偉いのだ」というようなのがあるが、まさに、ウォークマンの商品化を決断した盛田さんは、偉かったと思う。<br /><br />　iPadの液晶輝度、画像データの処理速度、これらを体感すると、iPadが単なるポータブルなパソコンや、ノートブックとは次元が違うことが分かる。ビジネスでもエンターティメントでも何でもつかえますよ、という使用目的をユーザーに丸投げしたプロダクツとは違うのである。ジョブスが、iPadを使って、動かして欲しいアプリやコンテンツを要求しているような感覚すら覚える。凄い挑戦状だ。<br /><br />　iPadを使った、新しい編集、新しい表現を、具体的な追及してくれる仲間を求む。Twitterが、関係性の中での表現の喜びを示した以上、iPadも、孤立した近代人の自己完結的なアート表現だけには留まらないだろう。現象だけではなく、本質を遊びながら探ってくれる、仲間を求めている。<b><br /></b> ]]>
        
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    <title>「自分のための消費」から「愛するもののための消費」へ</title>
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    <published>2010-03-28T02:23:43Z</published>
    <updated>2010-04-02T06:16:22Z</updated>

    <summary>「自分のための消費」から「愛するもののための消費」へ●橘川幸夫－－－－－－－－－...</summary>
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        <![CDATA[<font style="font-size: 1.95312em;">「自分のための消費」から<br /><br />「愛するもののための消費」へ</font><br /><br />●橘川幸夫<br /><br />－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－<br />初出・社団法人日本経営協会<br />機関誌「OMNI ２０１０年４月号」<br />－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－<br /><br />（１）貧しさから消費ニヒリズムへ<br /><br />　私たちは戦争の荒廃の中から新しい時代を築いてきた。敗戦により崩壊した生産構造、喪失した絶対的価値観など、すべてを失いゼロからのスタートで豊かな社会を目指してきた。戦後の初期においては失われた物資（衣食住）を生産し流通させることが目標だったから、単純な頑張りがあれば良かった。マーケティングも、大衆の必要なニーズを量的に測定し、必要性のある市場に商品を投入すれば成果が出た。<br /><br />　しかし、高度成長以後の豊かな社会が実現すると、物資的な豊かさがいきわたり、必要性の発掘だけは市場が見えなくなってきた。感性消費やブランド・ステータスなどが新しい商品開発のテーマになった。モノそのものではなく、モノをとりまくコトが重要になってきたのだ。<br /><br />　そして、この領域も、すべての試行がいきわたってしまった。８０年代バブルの時代は、円の価値があがることによって一気に成金になった日本社会が、ありとあらゆる消費の実験を行った時期である。やがてバブルが破裂し、日本は急速に低成長時代へと突入する。<br /><br />　８０年代の終わり頃、私は「日経トレンディ」のコラムで「消費ニヒリズムの時代」という原稿を書いた。消費者が、すでに自分が欲しいものが見あたらない時代局面に突入したことを感じたのだ。「東急ハンズ」から「ドンキホーテ」まで、新しい消費者が向かったのは、自分の消費衝動を内的に抱えたまま店舗に向かうのではなく、そこに行けば自分の欲しい商品が見つかるかも知れないという期待によって消費行動を始めたのである。通販ビジネスのカタログはまさに消費ニヒリズムの時代だからこそ発展した「欲しいもの提供消費」と言えるのだろう。<br /><br />　消費者自身が、自らの消費欲求を見失っているのだから、いくら企業が定量調査をしようが定性調査をしようが、効果は薄い。豊かな時代とは、新商品に希望を抱かない時代でもあるのだ。飽食の時代であり、飽商品の時代でもある。<br /><br />　９０年代になり、消費者の消費トリガーは内的欲望ではなく、価格の方にシフトしていく。１００円ショップや、低価格競争は、消費者が切実にその商品を欲しいというものではなく、安いから買おうという納得によって普及したものと思われる。<br /><br />　私たちは戦後初期と現在においては、全く価値観の異なる世界に生きているということを認識すべきだ。<br /><br /><br />（２）インターネット<br /><br />　９０年代の半ばぐらいから、世界中でインターネットがビッグバンのように波及した。コロンブスが発見したアメリカ大陸のように、インターネットは旧来のビジネス世界とは全く異質な世界を浮かびあがらせた。<br /><br />　それまで商品として価値のあった情報が無料で提供され、「ナカヌケ」と言われる中間を排除して、生産者と消費者が直接取引するような事態が各所で起こった。当然そのことにより中間マージンは不要になるのだから、商品のデフレ化は進行し、日本で一番低価格で販売している商店まで検索出来るようになった。<br /><br />　近代ビジネスとは、生産者と消費者の中間に位置することによって利益を上げることだ。商社は世界中の物資を売りたい人と買いたい人の間に入ることによって利益を上げ、メディアは情報を発信したい人と受信したい人の間に入って書籍を作ったり放送番組を作ったりして利益をあげた。近代ビジネスの本質は、中間介入作業である。しかしインターネットによって、個人と個人とが効率良く結ばれていくシステムの中では、中間介在は次々と排除されていった。広告ビジネスの崩壊は、メーカーとユーザーの間に入って商品を告知するという構造そのものが、インターネット時代が進めば進むほど無意味になっていくことを示している。<br /><br />　インターネットは新しい大陸である。過去の価値観や構造を一度、すべて廃棄したところから、新しい利益構造を築いていかないと、古い構造はやがて消える。インターネットの動きの最前線であるTwitterの上では、さまざまなブレーンストーミングが行われ、提案作業や広報活動が行われている。インターネットの本質は「個人と個人を結ぶ」ということである。近代社会を支えた組織の意味が大きく変わってくる。組織の規模を誇るのではなく、それを構成する社員と社員の間が、どのように有機的な結合しているかが、問われている。ピラミッド型の組織論から、ネットワーク型の組織論へ、企業や社会の組織論が大きく変化してきているのである。<br /><br /><br />（３）価格破壊は「モノ」から「コト」へのシフト<br /><br />　インターネットがはじまった頃、アメリカのコンサルタントたちは、有料のWebサイトでビジネスを行おうとした。旧来のビジネス構造と同様に、自分のノウハウや作業量に利益を加算して価格設定を行い、顧客を集めようとした。しかし、人気のあるコンサルタントでもなかなか有料会員が増えない。なぜなら、インターネットには無料で有益な情報があふれているので、コンサルタントのネームバリューは意味がないからである。彼らは、インターネットでは無料の情報提供にシフトし、そこでの評判を核にして、リアルな場で講演を行うことで利益をあげることにした。インターネットは無料で広報するには最適なメディアだが、情報を価格に転嫁するには不適切なメディアなのである。<br /><br />　なぜなら、旧来のメディアのコストが「受信者負担」であったなら、インターネットは「発信者負担」のメディアなのだから。本を作れば、そのコストは読者が支払い、映画を作れば、そのコストは観客が支払う。これまでは当然のコスト原理がインターネットには通用しない。インターネットは、情報を発信したい人が自らのコスト（通信費、機材、サーバー代など）を負担して表現する場なのである。だから逆に言えば「身銭を切ってでも表現したい人が表現する場」としての態度が新鮮に映るのである。<br /><br />　表現された情報は「モノ」である。しかし、リアルな場での講演は、生きている時間を講演者と観客が共有するライブであり、「コト」である。人々は、モノにはお金を支払いたくないが、コトには支払う。インターネットがはじまった時、僕は「インターネットでは教育がキラーコンテンツになる」と書いた。提供された情報はモノだが、その情報をリアルな場で教える「コト」は、ますます価値を増してくると思う。<br /><br />　プロダクツにおける価格破壊も、こうしたインターネット状況と無縁ではないだろう。価格破壊は商品の定価をますます原価に近づけていく。削られていくのは付加価値や開発費といったソフトの部分である。消費者は、すでにモノとしての商品には、コトとしての付加価値を認めなくなってきているのだ。それは工業化社会が成熟し、世界中どこで作られてもそれほど技術の差別化がはかれなくなっている、技術の標準化の時代を迎えているからだろう。<br /><br />　インターネットが旧来のメディア構造と異質な点は、いくつかある。並べてみよう。<br />１．コスト負担が発信者負担である。<br />２．発信者と受信者が切断されていなくて、つながりっぱなしであること。<br />３．発信された情報は、世界中に伝播し、同時に全体性の中で蓄積される。<br />４．誰でも参加でき、好きな時に参加出来、好きな時に離脱出来る。<br /><br />　このような新しい性質を持ったメディアが普及することによって、これまでの行動原理やビジネス構造が大きく変容せざるを得ない。インターネット上に旧来型のビジネス構造を移植しても、排除されるだけだ。逆に、インターネットで起きていることは、社会の未来を暗示するものだから、その現象をリアルな世界に移植することによって、新しいビジネスが創成出来る可能性もある。私は「インターネット・ビジネスモデル」が言われていた時代に、「そうではない、インターネット・モデルビジネスがありうるのだ」と言っていた。<br /><br />　成熟化した工業社会を迎えている私たちが次に拡大していく領域は、モノをモノとして完成させる技術開発だけではなく、同時に、モノをリアルな空間の中に解放して、学び、伝え、楽しむためのコミュニケーション・ツールとすることだ。コミュニケーションこそが次世代の最大のビジネス領域になると考えている。<br /><br /><br />（４）SONYが目指したもの<br /><br />　SONYは、戦後社会の発展の段階で、故・盛田昭夫と故・井深大のコンビにより、オリジナルな部品開発、製品開発、商品開発へと確実にステップを駆け上がっていた、日本が誇る企業であった。<br /><br />　盛田さんが犬型ロボット「アイボー」の開発をさせたのは、おそらくそこに未来を感じていたからではないかと思う。想像でしかないが、SONYは、故・松下幸之助さんが築き上げた松下電器産業という家電の巨人に挑みたかったのだろう。そのためにSONYに欠けているのは、白物家電と呼ばれている冷蔵庫や洗濯機の生活家電領域である。しかし後発のSONYが白物家電を作っても勝てるわけがない。白物家電を未来の側から見たならば、それは「ロボット家電」である。<br /><br />　アイボーはやがて掃除機ロボットや洗濯機ロボットに変容する可能性を秘めた、盛田さんの遺産だったのではないか。後継の経営者たちが、その意志と未来的な展望を引き続くことなく、短期の利益追求に走って、アイボーの流れを止めてしまったことは、日本企業文化にとっても、大いなる未来の喪失になった気がしてならない。<br /><br />　戦後の日本の経営者や戦略家たちは、大きな未来への展望を抱えながら現実の努力を怠らなかった。未来から現在を見る視点を持っていたのである。SONYや松下やホンダだけではなく、リコーの創始者である故・市村清さんのダイナミックな活動や、私の領域であるメディアの世界では、デスクKの故・小谷正一さんの功績は今でも燦然と輝いている。<br /><br />　経営者たちは、最近の若者たちの萎縮した小人ぶりを嘆くが、それは指導者である経営者たちの姿の反映に思えて仕方がない。少し事業に成功するとタレントのようにテレビで話芸を演じたり、もっともらしいコメンテーターになったりする経営者がいるが、そうした勘違いをしている限り、日本社会の構造そのものを変えようとするビジョンが育つわけがない。<br /><br />　生活ロボットとしての白物家電の可能性は、ますます大きくなってきている。盛田さんが名付けたように、それは単なるプロダクツではなく、生活する人間の「相棒」でなければならない。生活の中で思い、考えることを得意としてきた日本人こそが、こうしたコミュケーション家電を開発すべきなのだ。日本で開発されたプロタイプが、世界中の人たちの生活に対応して展開していくことを夢見ることは、もう出来ないだろうか。<br /><br />　盛田さんの、もうひとつの思いは、子どもたちへの期待であった。ドリームキッズこそが、日本の未来であることを、確かに感じていたのである。<br /><br /><br />（５）リーフラスの方法論<br /><br />　福岡を拠点とするリーフラスという企業がある。設立が２００１年だから、まだ９年ほどで正社員が３００名を超えている。毎年３０人から５０人の大学新卒を採用している。業種はＮＰＯと共同した子ども向けスポーツスクールの運営である。<br /><br />　学生のうちにスポーツに熱中して国体で活躍したり日本記録を樹立しても、その能力で一般の企業には入れない。企業が体育会系の学生を採用するのは、体力があるとか根性があるとかという理由だが、実際のスポーツマンは純粋な学生が多く、営業マンとして根性を期待されて挫折する場合が少なくない。<br /><br />　リーフラスはこうした優秀なアスリートを採用する。そして、採用後に、各人の故郷などに社員のまま帰すのである。彼（彼女）は地元で無施設型のスポーツスクールを開設する。社員のままの保証で、客の勧誘などは会社が協力してくれる。この方式で全国各地に支部を展開し、会員数は２万人を超えている。<br /><br />　リーフラスの企業運営は、優秀なアスリートを採用し、それを日本各地に配置したネットワーク企業と言えるだろう。この方式を応用すれば、世界各国の留学生を採用し、故郷へ帰してリーフラス型のスポーツスクールを開設すれば、先行投資不要の世界戦略が可能になるのである。<br /><br />　現在の学校教育は、個性尊重を標榜しながら、一芸を鍛え上げた若者たちが就職する道は皆無といってよい。アスリートに限らず、学生時代に鍛え上げた才能を、宝くじのようなスターシステムが吸収するのではなく、社会全体の装置として運用していかなければ、どんな職種でもよいから企業に潜り込みたいという人材しか育たないだろう。<br /><br /><br />（６）「子ども手当法案」の政策を考える<br /><br />　私が今一番着目してるビジネスシーンは「子ども手当」である。民主党の提案によれば１５歳までの子どもの保護者に毎月２万６千円を支給する予定である。初年度で半額を予定しているが、それでも総額２兆２５５４億円、翌年度からは５兆３０００億円規模となる。<br /><br />　この法案については、賛否両論があり、「貯金になってしまう」「親のパチンコ代に消える」とか批判する人もいる。しかし、現実的に見れば、この法案は可決されるだろうし、すぐにでも実施されることになる。<br /><br />　経営者の皆様、よく考えて欲しい。毎月１万３０００円のお金が政府から渡されるのである。私は前段の文章で消費者は消費ニヒリズムに陥っている、と書いた。そこを突破する道がここにある。すなわち、消費者はもう自分自身が切実に欲しい商品を見失っている。しかし、「愛するもののための消費」という領域は、今後、急速に増大すると思われる。子ども手当は、「子どものために何を消費すれば良いのか」という親の意識を強烈に揺さぶるはずである。<br /><br />　子ども手当を政府のバラマキと批判するのはたやすい。今のままではそうなりかねない。しかし、民間企業がこの政府の施策をビジネスチャンスとしてとらえて、「子どものため消費」のための商品開発・サービス開発を行えば、一気に意味のある政策となる。<br /><br />　これまでの政府は、税金を集めて、公共事業という名で特定の業界や財団に税金を割り振っていた。しかし、今回の施策は、集めた税金をそのまま特定の環境にある国民に還元しようというものだ。それを効果あるものにするかしないかは、政府の問題ではなく、民間の問題になるのだ。<br /><br />　私たちは「ODECO」という全国の公立小中学校に対して、新しい教育メソッドを提供する実証実験を文部科学省から受託されて追及してきた。その流れの延長で、「子ども手当・応援団」という組織を立ち上げ、この法案が無駄なバラマキに終わらないように、あらゆる方策を考えていく予定だ。子どもたちの未来のために、企業の皆様と一緒に考えていきたい。<br /><br />　この法案が経済活性化に有効なものとなれば、次年度は５兆円規模になる。国家の年間予算８０兆円のうちの５兆円だ。そして、一度スタートしたら、政権が変わろうと、まず取りやめることの出来ない政策なのである。この市場を黙って見ていることは出来ないだろう。<br /><br /> ]]>
        
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    <title>子ども手当応援団 通信　Vol.01</title>
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        <![CDATA[━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<br />∞┃Ｏ┃Ｄ┃Ｅ┃Ｃ┃Ｏ┃∞┃子ども手当応援団 通信<br />━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<br />2010 年03月25日 vol.01<br /><br />∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊　ＣＯＮＴＥＮＴＳ　＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞<br /><br />∋★ＮＥＷＳ<br />・子ども手当法案が衆議院通過<br />・「コンクリートから子どもたちへ」発行します<br /><br />∋★ＯＰＩＮＩＯＮ<br />◇一円たりとも「子ども手当」が<br />パチンコ代に消えないように。<br />橘川幸夫（ODECO　代表）<br /><br />∋★ＲＥＰＯＲＴ<br />・子ども手当応援団の活動報告<br /><br />∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊∞＊<br /><br />━━━━━━━┓‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥<br />ＮＥＷＳ　　　★　子ども手当に関するニュースです<br />━━━━━━━┛‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥<br /><br />┃ 子ども手当法案が衆議院通過<br />┗━━━━━━━━━━━━━━━<br />子ども手当法案は３月１６日の衆院本会議で与党と公明、共産両党などの賛<br />成多数で可決、参院に送られました。自民党とみんなの党は反対しました。<br />早ければ本年４月初旬に成立する見込み。<br /><br /><br />┃『コンクリートから子どもたちへ』発行されます。<br />┗━━━━━━━━━━━━━━━<br /><a href="http://bit.ly/9bgpOF">『コンクリートから子どもたちへ』</a>（講談社）<br />寺脇研さんと鈴木寛さんの本が３月２６日に発行されます。子ども手当の本<br />質を考える人に読んでもらいたい。<br /><br /><br />━━━━━━━━┓‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥<br />ＯＰＩＮＩＯＮ　★　<br />━━━━━━━━┛‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥<br /><br />┃ 一円たりとも「子ども手当」がパチンコ代に消えないように。<br />┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<br />橘川幸夫（ODECO　代表）<br /><br />私たちは、ここ数年、文部科学省の委託を受けて全国の公立小中学校向け<br />に、それぞれの学校が必要としている教材や教育メソッドをオンデマンド型<br />で提供するソリューションの実証実験を行ってきました。その名称が<br />「ODECO」と言います。全国の学校現場を回って、戦後に作られた教育シ<br />ステムの良い面と、それだけでは対応出来ない面を見てきました。教育現場<br />で活動している先生たちにも会い、その努力と情熱に心打たれることも少な<br />くありませんでした。<br /><br />またこの実験を通して、日本の教育を支えている多くの民間の方々とも知り<br />合いになりました。民主党が政権を取り、「子ども手当法案」が話題になっ<br />てくるにつれ、彼らとの議論の中で、この２兆円規模の国家予算が、本当に<br />子どもたちのために使われるのか不安になってきました。周辺の、子ども手<br />当が支給される仲間たちに聞いてみても「貯金だな」という声が大半で、<br />あっても「子どもたちとメシ食うか」レベルの話でしかなかった。世間で言<br />われている「子ども手当はパチンコ産業に最大の恩恵がある」みたいな論調<br />は、教育の現場を少しでも見てきた者にとっては、耐えられないものがあり<br />ました。<br /><br />「子ども手当」は、親への小遣いではなく、これまで国に任せっきりになっ<br />ていた教育について、自分の子どもの特性や状況を一番分かっているはずの<br />両親が考える契機とすべきものだと思います。子ども手当の使い方をアドバ<br />イスする資料が必要だと感じ、「子ども手当充実カタログ」（仮題）を出版<br />物として発行しようと考えました。<br /><br />第１号は「全国自然教育NPOガイド」（仮題）です。全国各地に子どもたち<br />が自然に触れ、新しい体験を得られる自然教育NPOがたくさんあります。３<br />月２３日には、全国から２０数団体の代表が東京に集まり情報交換会を行い<br />ました。<br /><br />これだけではなく、続々と、「子ども手当利用ガイド」を発行していく予定<br />です。またこの法案は、沈滞化している日本産業界においても、内需拡大の<br />ための大きな起爆剤になりえます。すでに子ども産業と呼ばれている企業<br />は、キャンペーン企画を練っていると思いますが、これは単なる販促キャン<br />ペーンではなく、「子どもたちの教育を家族が考える」ということが最大の<br />テーマなのです。「教育」の視点が入っていない販促キャンペーンでは効果<br />が半減します。逆に言えば、「教育」の視点を入れれば、あらゆる業種・業<br />態が「子ども手当」の２兆円規模の市場に参入出来るのです。<br /><br />２兆円を単なるバラマキに終わらせるかどうかは、支給された家族の使い方<br />にかかっています。これだけ大きな政策を、評論家の立場で賛否を論じてい<br />る段階ではありません。家族・地域・産業、それぞれの現場の立場で、より<br />効率の良い税金の使い方を考えるべきだと思います。<br /><br />またスタートしたばかりの動きですが、今夏の支給まであまり時間がありま<br />せん。多くの人たちと協同して、実効ある動きを続けていきたいと思いま<br />す。今回の「子ども手当」により、子どもたちの教育環境が新しいステージ<br />に上がり、地域や産業の活性化に結びつくことが出来れば、来年は５兆円規<br />模になります。みなさまのご協力を、よろしく御願いします。<br /><br /><br />━━━━━━━┓‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥<br />ＲＥＰＯＲＴ　★　活動報告<br />━━━━━━━┛‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥<br /><br />◇ODECOは、一般社団法人として申請中です。理事は、橘川幸夫と亀田武<br />嗣の２名です。スタッフは、金子由紀夫です。<br /><br />◇ODECOの連絡事務所は、自由が丘のリーフラスの中に設置しました。<br />リーフラスは全国でソーシャルビジネス／コミュニティビジネスを実践して<br />いる、子どもスポーツクラブの運営会社です。ODECOの活動に賛同し、協<br />力いただいています。<br /><br />◇４月２７日に福岡で、「子ども手当」などについてのミニシンポジウムを<br />開催予定です。参加者は田口ランディ、橘川幸夫など。詳細は決まり次第、<br />連絡していきます。今後、さまざまなテーマでシンポジウム、セミナーなど<br />を実施していきます。<br /><br />◇「子ども手当応援団」への賛同者登録を御願いしています。活動に対して<br />ご理解いだたければ賛同者登録御願いします。賛同者の方は、ODECOのパ<br />ンフレット、Webなどにお名前と所属を掲載させていただくことがありま<br />す。賛同者の方には活動報告をメルマガにてお知らせします。<br /><br /><br />━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━∞━━━<br />発行：教育コンテンツプラットホーム【ＯＤＥＣＯ】事務局<br />.........................................................................................................<br />〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-19-5<br />電話　　03-5731-1636　ＦＡＸ　03-5731-1637　<br />http://www.odeco-net.jp/<br /><br />▽ メールマガジンについてのお問合せ窓口<br />mailto:cheer@odeco-net.jp<br /><br />▽ＯＤＥＣＯについてのお問合せ窓口<br />mailto:cheer@odeco-net.jp<br /><br />＜アドレスの変更や購読解除について＞<br />以下までメールでご連絡下さい。<br />事務局にて速やかに変更・解除させていただきます。<br />mailto:cheer@odeco-net.jp<br /><br />※本マガジンは、等幅フォントでご覧になることをおすすめします。<br />━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ]]>
        
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    <title>子ども手当・応援団にご賛同をお願いします。</title>
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    <published>2010-03-07T16:18:18Z</published>
    <updated>2010-04-04T12:57:42Z</updated>

    <summary>「子ども手当」応援団について●橘川幸夫（ＯＤＥＣＯ事務局／代表）◇「子ども手当」...</summary>
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        <![CDATA[<b><font style="font-size: 1.5625em;">「子ども手当」応援団について</font></b><br /><br />●橘川幸夫（ＯＤＥＣＯ事務局／代表）<br /><br />◇「子ども手当」が実施されます。賛否を問う議論の段階ではなく、現在の政党の権力構造からいって１００%実施されます。ならば、あとは、この施策がどのように運用されるかを追及することが大事ではないかと思います。<br /><br />◇デメ研は、ここ数年、文部科学省や経済産業省からの業務を受託してきました。一般企業と同じで、全体からすれば少数ですが、ユニークで使命感に燃え、優れた能力のある人たちに出会うことが出来ました。日本の行政のほんの少しの実体に触れただけですが、強く思うことは、施策の理念は正しいことが多くても、それを実施するオペーレーションの部分や、企画をプロモーションすることについては、不満足なことが多い。企画を立案して予算を獲得するところで燃え尽きてしまっているような感じすらします。<br /><br />◇今回の「子ども手当」は、もしかしたら、これからの日本社会を変える、決定的な施策方法になるかも知れない。政策の中身ではなく、手法においてである。子ども手当が完全に実施されると年間５兆円規模になる。国の年間予算が90兆円ほどだから、これは大変なシェアである。それを国民に「バラまく」ということになる。逆に言えば、子ども手当がなければ、今まで通り、官僚が90兆円の使い方をすべて担当することになる。子ども手当の５兆円は、国民一人一人が、国の予算の使い方を考えるということになるのだ。<br /><br />◇現状を見渡すと、さまざまなアンケートが実施され、子ども手当の大半は「貯金」に回されるという。生活に困窮している家族にとっては、生命の糧となるケースもありうるだろう。しかし、この予算が「国民が使用方法を考える国家予算」という性格であるとするなら、支給される国民一人一人が、その利用方法について、真剣に考えるべき性質のお金ではないだろうか。<br /><br />◇私たちは、「子ども手当」の利用方法を考える人のための、ガイドブックを制作しようと思っています。第一号は、全国各地で活動している自然体験NPOの皆さんと連携して、子ども自然体験プログラムのガイドブックを予定しています。<br /><br />◇第二号以降の計画も進めています。子ども手当の法案のコンセプトの、もう一つのテーマは経済活性化です。年間５兆円（初年度２兆円）の全く新しい市場が生まれるわけですから、不況にあえぐ、あらゆる業界が取り組むべきです。<br /><br />◇フランスの子ども手当では、「児童書」の売上げが向上したと聞いています。子どもたちに読んで欲しい本の選別を私たちは進めていきます。あるゆる産業界と協議して、子ども手当ビジネスの活性化を計りたいと思います。<br /><br />◇私たちは、「子ども手当・応援団」を設置し、壮大な社会実験のためのアプローチを開始したいと思います。ご賛同を、お願いします。<br /><br /><a href="http://www.odeco-net.jp/"><b><font style="font-size: 1.25em;">▼子ども手当・応援団</font></b></a><br /><br /> ]]>
        
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